Ubuntuの初期設定覚書
Ubuntuをインストールしたときにやる初期設定を毎回忘れてしまうため、覚書として記事にします。
完全に個人的好みの設定になります。
また、Ubuntu 19.04を前提にしています。
キーリピート間隔の設定
何かキーを押し続けた時の連打間隔と、それが始まるまでのインターバル時間を設定します。
$ xset r rate 195 62
上記コマンドの場合、キーを押し続けて195msでキーリピートが開始され、62ms間隔で連打されるようにする設定です。
ただし、再起動すると上記コマンドが適用されていない状態に戻ってしまうため、
「自動起動するアプリケーションの設定」から上記コマンドを追加しておく。
電源ボタンを押したときにサスペンドにする
設定→電源管理と進み、「電源ボタンを押した時の動作」のプルダウンメニューで「サスペンド」を設定
マウスホイールの量を設定
1.imwheelというアプリをインストール
$ sudo apt update
$ sudo apt install imwheel
2.設定ファイルを作成
$ vim ~/.imwheelrc
下記内容で保存。末尾の3がスクロール速度になります。適宜調整すること。
".*"
None, Up, Button4, 3
None, Down, Button5, 3
3.自動起動するようにする
「自動起動するアプリケーションの設定」からimwheelコマンドを追加しておく。
2019/12/29追記
上記のようにimwheelコマンドだけで起動すると、戻る進むボタンがあるマウス使用時に戻る進むボタンが効かなくなります。対処方法は下記をご覧ください。
サスペンドからの復帰時にマウス、キーボード操作で復帰しないようにする
デフォルトではマウスが少し動いたり、キーボードが押されたりするとサスペンドから復帰してしまう。
一々意図せずにサスペンドから復帰するのはうざいので変更する。
1.サスペンドから復帰する条件を確認
下記コマンドで出てきたリストで、EHC1、EHC2、XHCがenabledになっていればマウスorキーボード操作で復帰する条件になっている。
(確かEHC1、EHC2がキーボード。XHCがマウスだったと思う。
$ cat /proc/acpi/wakeup
2.disabledにする
下記コマンド
※元に戻す場合も下記コマンドで戻すことができる(コマンド打つたびに設定がトグルする)
$ sudo sh -c "echo EHC1 > /proc/acpi/wakeup"
$ sudo sh -c "echo EHC2 > /proc/acpi/wakeup"
$ sudo sh -c "echo XHC > /proc/acpi/wakeup"
3.crontabに登録
上記のコマンドも再起動すると元に戻ってしまいます。そのため、起動時に上記コマンドが実行されるようにcrontabに登録します。
$ sudo crontab -e
で、下記をファイル末尾に追記。
@reboot echo EHC1 > /proc/acpi/wakeup
@reboot echo EHC2 > /proc/acpi/wakeup
@reboot echo XHC > /proc/acpi/wakeup
@rebootは「起動時一回だけ実行する」という意味です。
エイリアス登録
良く使うコマンドを短いもので登録しておく。
1.設定ファイル変更
$ vim ~/.bashrc
2.ファイル末尾に下記を追記する
alias s='ls -l'
alias r='cd ../'
alias gs='git status'
alias gl='git log --oneline --all --graph --decorate'
開発しないPCならgit関係のエイリアスは不要だが、上二つは個人的おすすめ設定です。
ホームディレクトリのフォルダを英語にする
セットアップ時に日本語を選択しているとデフォルトではホームディレクトリの各種フォルダが日本語になっています。
GUI操作オンリーの場合はそこまで影響ないでしょうが、例えばターミナルからダウンロードディレクトリに移動する際、半角と全角が入れ交じるのでタイプミスが頻出してイライラします。
下記コマンドでホームディレクトリを英語に変更できます。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
出てきたウィンドウでUpdate Namesボタンを押下で全部変換されます。
おわりに
Ubuntuはいいぞ!
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