安全でかっこよくセクシーに運転する方法

2019/12/27

小泉新次郎コラ

2019年といえば煽り運転が話題になりましたね!

煽り運転を行うほうが悪いのは当然ですが、それを誘発するような運転を無意識のうちにしてしまっているかもしれません。

意識的か無意識的かは関係ありません。結果的に煽り運転が発生する状況を作ったことが悪いのです。

また、「私は煽られたことないから運転が上手いんだ!」ということでもありません。
煽り運転をする気が短い人に偶然出会っていないだけかもしれません。
知らないところで誰かが危険な思いをしている。なんてことは当然考えられるわけです。

煽り運転というのは、安全でセクシーな運転をしていると遭遇するリスクは減ると思っています。

偉そうなことを言っていますが私だって完璧ではありません。
しかし、少なくとも自分がされて嫌な思い/危険な目に合うような運転をしないように日々改善しています。

今回は改善してきた私なりの運転の仕方を紹介します。

広い視野で回りの状況を把握し、動きを予測する

まずは周りの状況を把握しましょう。
前方の状況は当然のこと、
・後方車が詰まってきてないか?
・別車線を走る車が車線変更しそうじゃないか?
・道路沿いの店に出入りする車がいないか?
・自転車や原付バイク等、速度差のある車両がいないか?
などなど後方、左右の状況も把握します。

状況を把握したうえで、
・無理な追い越しをかけてくるかもしれない
・急な車線変更や割り込みをしてくるかもしれない
・急に飛び出したり、急ブレーキで道路沿いの店に出入りするかもしれない
・自転車や原付を避けるために車線をはみ出して追い越すかもしれない
などの動きを予想することが重要です。

例に挙げたこれらは困ったことに割とよくあるケースです。
法律的に相手が間違っていようがいまいが、こちらに非があろうがなかろうが、事故が起こったらおしまいなのです。

常に周りの状況を読んで運転をしましょう。それがカッコいい!ってもんです!

意識がぼーっとしていて視野が狭い、判断が遅いなどの場合は運転すべきでないです。

車間を取る

最も簡単で、最も効果のある方法です。
近づきさえしなければ相手に影響しませんから。
前後とも車間をしっかり取ることを心がけましょう。

車間を取ることで余裕が生まれ、クールな運転ができます。
・前を走る車が急ブレーキを踏んでも対応できる
・急に割り込まれても対応できる

しかも、無駄なアクセル/ブレーキ操作も少なくなるので燃費が良くなります。

エンジンブレーキ(アクセルオフ)を使う

車を減速させる方法はブレーキを踏むだけではありません。
ブレーキもアクセルも踏まないときに、惰性だけで徐々に減速していくエンジンブレーキです。

例えば200m先の信号が赤のとき、
ブレーキを踏むと後続車にもブレーキを踏ませることになるので渋滞の原因になります。
アクセルを踏み続けていると信号手前でブレーキを踏むことになり、燃費が悪くなります。

一方でアクセルオフの場合はゆっくりと減速できますので後続車にブレーキを踏ませることもなくなりますし、燃費も良くなりいいこと尽くめです。

信号停車時の車間は最低でも道路が見えるようにする

信号停車中、赤から青に変わったとき。発進したが前の車が発進遅れのため加速しかかっていたのにブレーキを踏む…前の車が進んだからまたアクセルを踏む…

こんな運転、最高にダサくないですか?
もちろん前の車がトロイのが悪いです。しかし同乗している人には関係ありません。

それに上記例には危険もあります。後ろの車に追突されるリスクです。

防止しようと思ったら簡単です。信号停車時には車間距離を十分にとってください。
最低でも自分の車と前の車の間いに道路が見えるくらい。

十分に車間があいていれば前の車の発進が遅れても、ある程度の猶予が確保できます。
確実を期すなら前の車が動き出してからブレーキを離せば良いのですが、それではこちらがトロくなってしまうか急発進する羽目になりますからね。

アクセル、ブレーキは滑らかに操作する

アクセル/ブレーキ踏み込み量の急変による、加減速変化は滑らかに行うべきです。
もちろん、高速での合流や危険回避等はむしろ躊躇なく操作するべきです。

メリハリのある運転をしましょう。という話です。

加減速の目安としては同乗者の頭が動かないようにアクセル、ブレーキの踏み込みを加減しましょう。

ドライバーは自分の意識通りに車を動かしており、しかもペダルを踏んでいるので頭が揺れることは少ないです。
しかし、同乗者は思ったよりも加減速によって頭が揺れ、人によっては気分が悪くなったりイライラしています。

助手席の彼女が寝るくらい丁寧な運転をしましょう!

余裕のある運転時間を確保する

私の近所では出勤時の遅めの時間になると明らかに焦っているひとが多くなります。

遅刻しまい!と焦っているんでしょうが、焦るくらいならもう10分くらい早く家を出ましょう。

余裕のない運転は周りが見えなくなり、車間も詰まりがちになり、ふとしたことでイライラするので寿命が縮みます。



当たり前のこと

下記は教習所でも習う当たり前のことです。
基本をきっちりやるのがカッコいいに決まってます。できない人はダサすぎです。反省してください。

 

両手でハンドルを握る

運転に慣れてくると片手でハンドルを握っている人がいますが、不意の危険が飛び込んできたときに対応できません。
両手で運転してください。

 

アクセルとブレーキを踏みかえるとき、かかとの位置を移動する

かかとをそのままで足先だけで踏みかえていると踏み間違いの原因になります。
踏みかえるときはかかとの位置を移動してください。

 

停車時はしっかりブレーキを踏む

止まるときはしっかり止まる。尿切れが悪いおっさんのようにズルズルと動くのはやめましょう。
見切り発進のような意図的なものであればまだマシです。
ブレーキを踏む力がないのか、無意識で動いてしまっている超危険運転をする人がたまにいます。
しっかりと止まれないなら運転するべきじゃないです。

 

ウインカーは進路変更する3秒前に出す

法律に当てはめて厳格に言うと「3秒前」は必ずしも正解ではありませんが、「進路変更と同時に出す」人が多いです。
もっと最低なのはそもそも「出さない」人です。
上記のような運転をする人の周りでは、結果的に事故になっていないだけで危険な目にあっている人が大勢います。
ウインカーは進路変更する前に出す。徹底してください。

 

おわりに

車は便利どころか地方では必須なものです。
ただし運転する際には常に一瞬で数十人殺す能力のある凶器を扱っていると自覚してください。

明日は我が身と肝に銘じて「安全でかっこよくセクシー」に運転しましょう!