【3Dプリンタ】ダイソーのシリカゲルでフィラメントの湿気対策!

ご存知の通り、日本の梅雨は湿度80%超えも珍しくないくらい多湿です。

湿度が高いと人間がイライラする以外にも弊害があります。

その一つに「3Dプリンタのフィラメントが湿気って使い物にならなくなる」というものがあります。

新品の場合は密封された袋に入っているので問題ないですが、
開封後そのままにして置くと吸湿して使い物になら無くなります。

今回はその対策を行います。

 

草案

調べてみると、

蓋つきで、そこそこ密封できる箱に乾燥剤とフィラメントを同梱するやり方があるようです。

今回はその方法でやってみようと思います。

 

ただし、使用する度にフィラメントを取り出すのは面倒なので箱から直接フィラメントを取り出せるように設計します。

 

乾燥剤(シリカゲル)を用意

DAISOで下記のシリカゲルを3袋買ってきました。
キッチンコーナーにあります。

今回使う箱は20Lほど。

このシリカゲルは容積1Lあたり1、2個がちょうどいいらしいので3袋(30個)くらいあれば安心ですね!

また、このシリカゲルは電子レンジで加熱することで、10回ほど再利用できるそうです。

 

箱に入れてみる

とりあえず湿度計とともに突っ込んでみました。

湿度がLo%になっています。(この湿度計は20%以下になるとLoの表示になるようです。)

ちなみにこの時の部屋の湿度は78%。

強烈に除湿できていることが分かりますね!

 

そしてこの湿度計は寝室の目覚まし時計として使っていますので、常用はできません。

でも箱の中の湿度はモニタしたい..

ということでArduino + BME280で湿度計を作りました。

 

ちなみにBME280は何度か使ったことがありますが、温度が1.5~2度ほど高くでますね。なんなんでしょうか。

誤差は常に一定っぽいので、固定値を減算する処理を入れてそれっぽい温度が出るように修正しています。(画像は修正前)

 

誰の役に立つかは分かりませんが、一応Arduinoのソースも置いておきます。

https://github.com/7-rate/AirState/blob/master/AirState/AirState.ino

 

フィラメントホルダーを作る

フィラメントがスムーズに出ていくように、フィラメントホルダーを作ります。

必要材料
・608ベアリング 4つ
・ねじM8-20mm 4つ
・M8ナット 4つ
・下記画像のものが2つ

STLデータはここからダウンロードできます。

filament_holder

 

用意出来たら組み立て。

これでスムーズにスプールが回転してフィラメントを送ることができます!

 

箱にエアカプラとチューブの取り付け

箱に適当に穴開けてチューブを差します。

どちらも3Dプリンタを弄っている人なら部屋に転がっていると思います。無ければAmazonとかでも売っています。

注意としてはカプラ取り付け位置はホルダーの一番外側になるようにすることです。

中心に取り付けるとエクストルーダーに負荷かがかかります。

 

ちなみにこの箱もダイソーです。400円だったと思います。

 

完成

私の家ではこのように設置しました。

1か月程度使用すると湿度20%以下を維持できなくなり、25%くらいになりました。(それでも十分だと思いますが、、)

一応、電子レンジで加熱して再生させると15%まで下がるようになりました。

1か月に1回電子レンジで加熱するとして、10回繰り返し使えるということなので約10カ月間、湿度を乾燥状態に保てます!

 

そして肝心の印刷品質も、途中でプチプチすることなく安定して造形できています。

 

これで今年の梅雨も乗り切れそうです!

 

余談

Twitterにて、「なぜか黒のフィラメントは吸湿しやすい。明るい色や、特に透明は吸湿しにくい」との噂を見ました。

確かに経験上、黒フィラメントは梅雨時期に1週間放置してたら使い物にならなくなりますが、透明だと割と大丈夫だったりします。

フィラメントの湿気に神経質になるのが嫌なら、透明フィラメントを使うのもありかもしれませんね!