キッチンカウンターに棚を作る!【木工DIY】

2020/04/18

料理が趣味だとキッチンにモノが増えがちです。

キッチンが煩雑だと調理中に必要な調味料などが即座に取り出せず、作業効率が落ちてしまいます。

今回は調味料用の棚を作っていきます。

 

Before(手作り棚設置前)

作業前のキッチンの様子はこちら。

最初のころは左側のツッパリ棒と網で作られた棚があるのみでした。

ただし、スパイスや中華調味料が増えるにしたがって右側の金属ラック棚が登場。。といった背景からこのような状況になりました。

見た目も作業性も落ちるので棚をつくるに至ったわけです。

 

設計

凝った形の棚を作るわけではないので基本的には手書きで設計します。

その後、全体のバランスを見るために2次元CADで実際の寸法を打ち込んで確認します。

 

今回作る棚はホームセンターならどこにでも売っている1×6材(ワンバイシックス材)で渋くカッコよく作ります。

設置場所はカウンター。上下の高さでピッタリ収まるよう設計します。

 

最終的には下記のようにしました。

カウンターの高さは640mmであるため棚自体の高さは635mmにし、上下にスポンジ状のテープを張って摩擦で固定できるようにします。

1×6材のため厚みは19mm、奥行きは140mmです。

棚の1番目はラップやアルミホイルが入るように50mm程度。

2番目、3番目は塩、砂糖容器や小瓶に入ったスパイスを置く予定ですので、今回は120mmとしました。

一番大きく寸法をとっているところには油やオイスターソースなど。今回は220mmとしました。

一番下の空間はコンセントとスケール類を置くためのスペースです。

 

設計ができたら次は材料からの切り出し方法も検討しておきます。

材料の長さは概ね規格化されています。
必要な材料を切り出した後の端材が大きくならないように予め考えます。(無駄を出さないように!)

今回必要な材料は

・635mm 2枚

・300mm 4枚

の計2470mmです。

これに近い規格としては10ft(約3050mm)材です。

500mmほど余らすのは勿体ないため予備用に300mmを一枚追加で考えておきます。これで計2770mm。

ノコ刃の厚みは3mmは見ておくとしても

3mm×7カット=21mm(ノコ刃に削られる部分)

なので余裕のある切り出しができそうです。

 

また、今回は自分でノコ引きはしません。面倒だし精度でないので。。

ホームセンターであれば1カット無料~50円くらいなので、自分でノコ引くよりかは素直に課金したほうがコスパがいいです。

 

ちなみに余談ですが、端材は意外と使い道があります。
次の工作に回しても良いですが、私の場合は
・熱々な鍋を置く
・カッターマットにする
・ハンマーを使う時のあて木にする
・はんだづけの作業台とする
などなど、、最悪捨てても良いものなので容赦なく色んな用途に使えます。

 

組み立て

ホームセンターで木材を購入してカットまでしてもらったのがこちら。

ついでにねじとコンセント、それから背面パネル用の板も購入。

これで2000円位だったかな?

 

ホームセンターでカットしてもらったとはいえ、切断面のささくれは自分で処理しなければなりません。

粗めの紙やすりで落としましょう。

 

キッチンで使う為、木が腐らないように油性ニス2度塗りします。

臭いので屋外でやることをお勧めします。ただ、ニスは揮発性のため室内でやっても2,3日で匂いは完全に消えます。

 

ニスが完全に乾いたら組み立てます。

今回は待ちきれなかったのでヒートガンで無理矢理乾かしましたw

というか外でニス乾かしてたら雨降ってきたんですよね。なので家に避難してヒートガンで速攻乾かしてやろう!そんな感じです。

 

木工経験者ならわかるかもしれませんが棚の水平垂直を出すのってすごく難しいんですよ。

そもそも材料そのものが湿気等により歪んでることが多いんです。

ねじを打ち込もうにも歪んで入ることも多々あります。

上手くなるには経験を積み、道具(さしがね、スコヤ、スケール、治具等)を揃え、それらを正しく使えることが重要そうですね。

 

After(手作り棚設置後)

下記のように設置できました!

背面板、コンセントもつけました!

コンセントは3Mの強そうな両面テープが転がっていたのでそれを使いました。両面テープでも十分な強度でくっついています!

突っ張り棒と網のものは幅をカットしてリニューアルしました。(ちょっと見た目はよろしくないですが。。)

計量スプーンは磁石で固定しています。最近は100均でも強力なネオジム磁石が売っているので助かりますよね。

上下には設計通りスポンジ状のテープを貼って隙間調整を行っています。
ちょっとやそっとでは設置位置がずれることもなく、カウンターに穴あけ等も不要なのでとても合理的な設計だったと自負しています。

 

全体的になかなかいい感じに仕上がったのではないでしょうか!?(ドヤ顔)

自分で作る楽しみもあるためキッチンの棚DIY、おすすめです!お試しを!