そこら辺に落ちてる!?くるみ拾いをしてきた!

2020/10/31

くるみ。言わずと知れた木の実ですよね。

それでも実際に木に生っているのを見たことがあるひとは少ないのでは?

「くるみは外国からの輸入に頼った製品で、日本に自生するものではない!」と思い込んでいる人も多いと思います。

いやいや!そんなことはないんです。

実はくるみの木なんてそこら中に生えてます!

 

そんなくるみの探し方から食べ方まで、紹介していきます。

 

くるみの木の探し方

ずばり、くるみの木は川沿いを散歩していればすぐに見つかります。

山に自生しているくるみが、川を下って下流のほうに住み着くからだそうです。

 

実際、近所を歩いて探してみました。

すると大きな川でも小川でもその岸にはくるみの木が生えてました!

大木から小さな木まで色々です。

 

見分け方は下記の通り。

・幹の樹皮が縦方向の繊維になっている。

・葉っぱは栗に似ているが、薄く、光が透き通る。

・葉っぱが虫に食われている

 

特に最後の特徴は分かりやすいです。

くるみの葉っぱは虫に大好評のようで、ほぼ確実に虫食いされています。

葉っぱは虫に食われている。画像真ん中辺りに実が生っている。

実は緑色の果実に覆われていてぶどうのように房で生っています。

そして低いところよりも高いところで結実するようなので上を見ながら探してみましょう!

 

くるみ拾い

くるみ拾いに適した時期は夏の終わりから秋の終わりまで。

大体9月下旬~11月上旬くらいまででしょうか。

 

くるみは熟れるとこんな感じで地面に落ちてきます。

土に落ちてしばらく経ったものだと虫に食われていたりします。

落ちて日が浅いものを選ぶようにしましょう。

 

くるみを拾ったら、下処理として果実の部分を取り除く必要があります。

方法としてメジャーなのが土に放置しておき、果実を腐らせて取り除く方法があるそうです。

私は家に土を置くところが無いため、コンクリの上に撒いて足でぐりぐりして取り除きました。

くるみの殻はめちゃくちゃ固いので、足で踏んだくらいではびくともしません。

 

果肉を取り除いた後はこんな感じ。

 

くるみの食べ方

外の黒い部分は衛生上よろしくないので出来る限り取り除きます。

たわしで1個1個洗っても良いのですが、時間がかかるので少し工夫します。

バケツに水を張って棒でひたすらかき混ぜます。

すると、黒い部分は土のようにボロボロととれてきます。

 

多少残りますが、このくらいなら大丈夫です。

 

殻を割る工程を楽にするため、そのまま一晩水に漬けておきます。

 

一晩経ったら水から取り出し、乾燥させます。

乾燥させる方法は天日干しやフライパンで乾煎りしても良いですが、私はオーブンで行いました。

 

オーブンで120度で5分×2回(裏表)ほどで香ばしくなったら完璧です!

水を含んでいたのが乾燥すると、なんやかんやで殻が割れやすくなるのです。

 

後は殻を割って食べるだけです。

が、ここで問題があります。

日本で生息しているくるみは主に鬼ぐるみと姫ぐるみです。

その中でも特に鬼ぐるみはめっっっちゃ硬く、適当な工具を使うと工具が負けてしまいます。

和くるみ用の工具が売っていますのでそちらを使うことを強くお勧めします。

 

私が使っているものは下記。

古沢製作所 和くるみ割り器 ほじくるみん付

Amazon

 

では早速割っていきます。

割るときには殻の破片が部屋に飛び散らないようにビニール袋を被せるなりの工夫をしたほうが良いです。

コツは丁度割れ目になっているところに刃物を差し込むことです。

 

上手く決まれば下記のように取り出せます。

 

かなり綺麗に取り出せた例。

 

鬼ぐるみと姫ぐるみ、どちらも食べてみましたが味は鬼ぐるみが濃厚で美味しいです!

姫ぐるみは少し苦みがあり、脂肪分も少なく感じました。

ただし、姫ぐるみのほうが割りやすく物理的に食べやすいです。

 

おわりに

釣り然り、山菜取り然り、自然の恵みを自分で採りに行って食べるのって楽しいですよね!?

その一つとしてくるみ拾いももっと市民権を得ていいと思っています。

だってこんなに美味しいし楽しいのですから。

 

来年もまたくるみ拾いがんばります!